画面デザインの定義に従って画面を表示し、文字入力やバーコードの読み取りを制御するためのメニュー表示関数を提供します。

 メニュー表示関数の概要は次のとおりです。

メニューリソースを生成する

 AM_CreateMenu関数に、画面デザインで定義したメニューアイテムオプションを渡してメニューリソースを生成し、そのリソースを参照するためのメニューハンドルを取得します。

メニュー表示を閉じるときはAM_ReleaseMenu関数でメニューリソースを解放します。

メニュー画面を表示する

 AM_ShowMenu関数でメニュー画面を表示します。

メニュー画面で入力を待機する

 AM_ExecMenu関数でキー入力を待機し、次の処理を行わせることができます。
  • フォーカスがあるメニューアイテムにハイライトを表示する。
  • [Q1]キー、[Q2]キーでフォーカスを前後に移動する。
  • チェックボックスがあるメニューアイテムにフォーカスがあるときは、[SCAN]キーでチェックボックスのオン、オフを切り替える。
  • ラジオボタンがあるメニューアイテムにフォーカスがあるときは、[SCAN]キーでラジオボタンをオンにする。
  • 入力フィールドにフォーカスがあるときは文字入力の編集制御を行う。
  • バーコードリーダを有効にしているときは、[SCAN]キーでバーコードの読み取りを行う。
  • 何らかの入力があればイベントを返す。
  • 入力が無い場合はIdle関数を呼びながら入力を待機する。

 フォーカスを持っているメニューアイテムを知るには次の関数を使用します。
AM_GetSelectedLine関数
AM_GetSelectedLineNumber関数

 入力フィールドの入力・編集操作の有効・無効を切り替えるには次の関数を使用します。
AM_EnableTextEdit関数
AM_DisableTextEdit関数
AM_IsTextEditEnabled関数

 キー入力を待機している間にコールバック関数で処理を行う場合は次の関数を使用します。
AM_SetIdleCallback関数
AM_RemoveIdleCallback関数

 強制的にイベント発生させるには次の関数を使用します。
AM_SetEvent関数

メニュー画面の表示を変更する

 次の関数でメニューアイテムの設定と表示を動的に変更できます。
AM_SetVisible関数, AM_SetVisibleRange関数
AM_SetEnabled関数, AM_SetEnabledRange関数
AM_SetSelectable関数
AM_SetText関数, AM_SetTextEx関数
AM_SetPaletteIndex関数
AM_SetControlType関数
AM_SetChecked関数
AM_SetEditParamPassword関数
AM_StopUpdateScreen関数
AM_Paint関数, AM_PaintRange関数

 次の関数でメニューアイテムの現在の設定値を取得できます。
AM_IsVisible関数
AM_IsEnabled関数
AM_IsSelectable関数
AM_GetText関数
AM_GetPaletteIndex関数
AM_GetControlType関数
AM_IsChecked関数
AM_GetAlphaCandidateTable関数

 次の関数でフォーカスの位置をプログラムで制御できます。
AM_SelectLine関数
AM_GetSelectedLine関数
AM_GetSelectedLineNumber関数

メニュー画面でバーコードリーダを使用する

 次の関数でバーコードリーダを制御できます。
AM_ConfigBarcodeReader関数
AM_EnableBarcodeReader関数
AM_DisableBarcodeReader関数

最終更新日:2021/07/03