標準アプリケーションで収集したデータをBluetoothでPC側へ送受信する手順を説明します。

 BluetoothでPC側へ送受信する手順は次のとおりです。
Bluetooth設定
PCのBluetooth設定を説明します。
ペアリング
標準アプリエディタでOPH-5000iとPCのペアリング手順を説明します。
ファイル受信設定(OseComm32設定)
OseComm32設定ユーティリティによるファイル受信の設定手順を説明します。
ファイル送受信
標準アプリケーションの業務データをBluetoothでPC側へ送信する手順を説明します。
 *本手順では Windows10 で説明します。

Bluetooth設定

(操作方法)

  1. PCの内蔵Bluetoothを確認します。
    「デバイスマネージャー」で、Bluetooth機能の有無を確認できます。
    の項目があれば、Bluetooth機能があります。
  2. PCのBluetoothをオンにします。
    [Bluetoothとその他のデバイス]から「Bluetooth」をタップするとオン/オフにできます。

    操作例:

  3. (注意)

    弊社製OPA-3201-USBHCIをご利用する場合:
    • Bluetooth が内蔵されているPC の場合
      既存の内蔵Bluetooth アダプタと競合する場合には内蔵Bluetooth アダプタを無効にしてください。
    • サードパーティ製のドライバなど意図しない認識がされてしまった場合
      「ドライバーソフトウェアの更新」から「Generic Bluetooth Radio」(ご使用の環境によって表示が異なる場合があります)に変更して下さい。もし複数表示された場合には「互換性のあるハードウェアを表示」チェックを外し、 製造元「Cambridge Silicon Radio Ltd.」から「Generic Bluetooth Radio」を選択して下さい。
    • 操作例:


ペアリング

(操作方法)

  1. 標準アプリケーションメインメニュー ⇨ F1キー ⇨ 端末設定 ⇨ Bluetooth設定

    操作例:

  2. 標準アプリエディタ ⇨ Bluetooth ⇨ ペアリング

    操作例:

  3. SCANキーを押してQRコードをスキャンします。
  4. 通信を開始するとPC側からデバイス接続の確認を要求します。
    許可をクリックし、接続成功します。

    操作例(PC側):

    操作例(OPH-5000i側):

  5. (注意)

    Bluetooth の接続を試みてもPC が反応しない場合:
    他のBluetooth 機器は問題なく動作していて、OPH-5000i で接続できないかPC に反応がない場合には下記の項目について確認をお願いします。
    1. Bluetooth設定の「Bluetooth デバイスによる、このコンピューターへの接続を許可する」にチェックオン

      操作例

    2. ペアリングの状態を確認
      ユーザーアプリ等でHID キーボードとして動作させたことがある場合、「デバイスの削除」を選択してペアリングの情報を削除して下さい。

      操作例

      デバイスの削除が必要な場合 正しくペアリングされている状態
    3. Bluetooth アダプタが正常に認識されているか確認
      複数のBluetooth アダプタを一度に動作させることは出来ません。デバイスマネージャー内のデバイス名に「△」が表示されていないことを確認して下さい。

      操作例

ファイル受信設定(OseComm32設定)

通信設定アプリのOseComm32設定ユーティリティを使用してPC側のファイル受信の設定を行います。
本設定を行う前に、少なくとも1度のペアリングを行い、PCにBluetoothの着信ポートを作成しておく必要があります。

  1. 標準アプリエディタのBluetoothアイコン⇒「OseComm32設定」のリンクの順にクリックします。
  2. OseComm32設定ユーティリティの設定画面が開きます。
    (OseComm32設定がインストールされていない場合は、インストーラが起動します。)
    • [単一インスタンス]を選択します。
    • [Bluetoothシリアルポートを使用する]を選択します。
    • [OseComm32を起動したとき、Bluetoothを自動的に再起動する]をチェックします。
    • [Bluetoothポートで致命的なエラーが発生したとき、OseComm32を自動的に再起動する]をチェックします。
  3. 続けて、[プロトコルタスク...]ボタンを押して、プロトコルタスクを編集します。

    プロトコルタスク画面で[タスク追加...][ファイル受信]の順に選択します。「ファイル受信」はOPH-5000i上のファイルをPCに保存するタスクです。

    ファイル受信タスクの詳細設定を行います。

    • [端末ファイル名:]に「DAT*.CSV」と入力します。(標準アプリエディタのデータファイル設定でデータファイル名を変更した場合は、そのファイル名を指定してください)
    • [ファイルが見つからなかったとき、タスクを継続する]をチェックします。
    • [受信フォルダ:]の[...]をクリックして、受信フォルダを選択します。

    その他のオプションは、ご使用の環境に合わせて選択してください。

    ファイル受信タスクの詳細については、 「OseComm32設定ユーティリティ:ファイル受信」をご参照ください。
    設定完了したら「OK」をクリックしてください。
  4. プロトコルタスク画面で[タスク追加...][ファイル削除]の順に選択し、ファイル受信タスクと同じファイル名を指定して[OK]ボタンを押します。「ファイル削除」はOPH-5000i上のファイルを削除するタスクです。

  5. 設定したタスクがタスクリストに表示されます。「OK」をクリックしてください。
  6. OseComm32設定で[OK]をクリックし、設定を保存して終了します。

ファイル送受信

(操作方法)

  1. スタートメニューの「Opticon」フォルダの中の「OseComm32」を選択すると OseComm32ユーティリティが起動し、下図の画面が開きます。
    設定済みのOseComm32ユーティリティを起動したとき、自動的にプロトコルを実行します。

    操作例(PC側):

  2. 収集業務でデータを収集し、OPH-5000iのメインメニューから「ファイル送受信」を選択します。
    「Q1キー」を押して、ファイル送受信を開始します。

    操作例(OPH-5000i側):

  3. OseComm32に受信したファイル情報を表示します。

    操作例(PC側):


最終更新日:2024/10/21