ベース機能が「収集」、「照合」の業務は、データファイルを出力します。データファイルのレイアウトは、業務設定の項目数と入力の設定、データファイル設定に依存します。
データファイルレイアウト
データファイルのレイアウトは、以下のようなフォーマットになります。
(端末ID),入力データ1,(バーコード種別1),...,入力データN,(バーコード種別N),(照合結果),入力日付,入力時刻
※()は特定の条件によって追加されるカラムです。
- 端末ID
- OPH-5000i上で設定できる端末IDです。データファイル設定のオプションにより追加されるカラムです。
- 入力データ
- 入力したデータです。桁数は業務設定で指定した入力桁数です。
業務設定の文字種が「すべて」もしくは「数字」のときは、左詰めで、不足している桁数はスペースをパディングします。
業務設定の文字種が「数値」のときは、右詰めで、不足している桁数には0をパディングします。 - バーコード種別
- 業務設定の入力方法が「テンキー/スキャン」「スキャンのみ」の時に追加されるカラムです。桁数は12桁です。
- 照合結果
- 業務設定のベース機能が「照合」のときに追加されるカラムです。桁数は2桁です。
- 入力日付
- 入力時の日付です。フォーマットはYYYY/MM/DDです(YYYY:西暦年 MM:月 DD:日)。桁数は12桁です。
- 入力時刻
- 入力時の時刻です。フォーマットはhh:mm:ssです(hh:時 mm:分 ss:秒)。桁数は8桁です。
- 区切り文字
- 区切り文字は、カンマ(,)もしくは、タブです。データファイル設定のファイル形式で指定します。
「収集」のデータファイルの例
商品コード,バーコード種別,数量,入力日付,入力時刻
2023456789012,INSTOR-13   ,0002,2022/02/17,23:47:02
20234567     ,INSTOR-8    ,0017,2022/02/28,08:41:00
2023456789012,INSTOR-13   ,0003,2022/02/28,19:26:33
2023456789012,INSTOR-13   ,0002,2022/02/17,23:47:02
20234567     ,INSTOR-8    ,0017,2022/02/28,08:41:00
2023456789012,INSTOR-13   ,0003,2022/02/28,19:26:33
「照合」のデータファイルの例
コード1,バーコード種別,コード2,バーコード種別,照合結果,入力日付,入力時刻
0123456789,CODE-39     ,0123456789,CODE-39     ,OK,2022/02/17,23:30:49
1111111111,CODE-39     ,2222222222,CODE-39     ,NG,2022/02/28,07:24:46
012345    ,CODE-39     ,012345    ,CODE-39     ,OK,2022/02/28,20:00:48
0123456789,CODE-39     ,0123456789,CODE-39     ,OK,2022/02/17,23:30:49
1111111111,CODE-39     ,2222222222,CODE-39     ,NG,2022/02/28,07:24:46
012345    ,CODE-39     ,012345    ,CODE-39     ,OK,2022/02/28,20:00:48
デフォルト設定のデータファイルレイアウト
標準アプリのデフォルト設定のデータファイルレイアウトは次のようになります。
- 入荷業務ファイル
1レコード目はタイトルレコードとし、実データは2レコード以降となります。商品コード , バーコード種別 , 数量 , 入力日付 , 入力時刻 CR LF X(13) , X(12) , 9(4) , YYYY/MM/DD , HH:MM:SS CR LF - 出荷業務ファイル
1レコード目はタイトルレコードとし、実データは2レコード以降となります。取引先コード , バーコード種別 , 商品コード , 数量 , 入力日付 , 入力時刻 CR LF X(8) , X(12) , X(13) , 9(4) , YYYY/MM/DD , HH:MM:SS CR LF - 棚卸業務ファイル
1レコード目はタイトルレコードとし、実データは2レコード以降となります棚番コード , バーコード種別 , 商品コード , バーコード種別 , 数量 , 入力日付 , 入力時刻 CR LF X(9) , X(12) , X(13) , X(12) , 9(4) , YYYY/MM/DD , HH:MM:SS CR LF - 照合業務ファイル
1レコード目はタイトルレコードとし、実データは2レコード以降となります。
結果:“OK”/ “NG”マスタバーコード , バーコード種別 , スレーブバーコード , バーコード種別 , 結果 , 入力日付 , 入力時刻 CR LF X(250) , X(12) , X(250) , X(12) , X(2) , YYYY/MM/DD , HH:MM:SS CR LF
データファイル設定
データファイル設定では次の項目を変更できます。標準アプリケーションエディタのデータファイル設定
標準アプリエディタ ⇨ 業務画面 ⇨ データファイル設定...- ファイル名:
- 業務データを保存するファイル名を指定します。
- ファイル形式:
- 業務データを保存するファイル形式(CSV/TSV)を指定します。
- タイトルコード:
- ファイルの先頭行にカラムの意味を示すタイトル行を出力するかどうかを指定します。
- 端末ID:
-
データファイルの先頭カラムに端末IDを付与します。
加えて、FTPファイル送信の場合は、送信したファイル名に端末IDを付与します。 - FTPの送信ファイル名に日時を付与する:
- 送信先のファイル名に日時を付与します。FTPファイル送信にのみ適用される設定です。
- FTP送信後にファイルを削除する:
- FTPで送信したファイルを削除します。FTPファイル送信にのみ適用される設定です。
- バーコード種別を出力しない:
- データファイルのバーコード種別の出力を指定します。
データファイルレイアウトの設定
データファイルレイアウトの順序を設定します。標準アプリケーションエディタのデータファイル設定
標準アプリエディタ ⇨ 業務画面 ⇨ データファイル設定... ⇨ データファイルレイアウトの設定...各種カスタマイズ
最終更新日:2022/08/05