指定されたパラメータに従い、端末の電源オフ、もしくはサスペンド(レジューム機能有効時)を行います。

構文

void AutoPowerDown(
  int what, 
  unsigned long time
);

パラメータ

what
[in] 実行する動作内容です。
以下の値が指定可能です。
説明
APD_OFF オートパワーダウンの機能を停止します。
APD_ON オートパワーダウンの機能を開始します。
APD_RESET 経過時間をリセットします。
なお、監視する経過時間はキー操作、通信ポートへの受信でもリセットされますのでご注意ください。
APD_NOW 直ちに電源オフ、もしくはサスペンドを行います。
OFFの状態でも機能します。
APD_ENABLE オートパワーダウンの機能を再開します。
経過時間はリセットされます。
APD_DISABLEで中断した場合は、この値を利用してください。
APD_DISABLE オートパワーダウンの機能を中断します。
time
[in] 電源オフが実行されるまでの時間を指定します。(APD_ON指定時のみ有効)
  • 最小20 msec単位で指定可能ですが、下限値(5秒)未満が指定されると自動的に下限値(5秒)に設定されます。
  • 0が指定された場合、オートパワーダウン機能は停止されます。
  • 設定有効範囲は、0、250〜4,294,967,295です。
  • 例: timeが250の場合、250×20 msecで5秒となります。

戻り値

 なし

解説

 キー操作や通信ポートでのデータ通信を行うと、経過時間はリセットされ、タイマ監視は再度開始されます。
 この関数には、上記のパラメータのいずれかを指定してください。
 ファイルオープン中、スキャナモジュール起動中、ブザー(一定時間)再生中、LED(一定時間)点灯中、バイブレータ(一定時間)振動中には電源はオフされません。

 下限値は5秒となります。
 レジューム機能につきましては、システムライブラリのUseResume関数をご参照ください。

必要条件

ヘッダファイル:
lib.h
ライブラリファイル:
libSTARTUPOPH5000.a

サンプル

#include <stdio.h>
#include "lib.h"


const char string[] = "Hello, world";

void main(void)
{ 
    char c,*s;

    AutoPowerDown(ON, TIME_100MS*100);
    Cursor(ON);
    Cursor(AUTOWRAP);
    s = (char*)string;
    while( (c = *s) != '\0' )
    {
        putchar(c);Delay(TIME_100MS*10);s++;
    }

    for(;;)
    {
        Idle();
    }
}

最終更新日:2020/10/07