MFi通信ライブラリは、BluetoothでAppleのiOS端末と通信を行うためのライブラリで、MFi/iAP2/External Accessory protocolを使用します。

MFiアクセサリ情報

 MFi Programに登録したOPH-5000iのアクセサリ情報は次のとおりです。
  • Accessory name : Wireless Barcode Scanner
  • Model Number : OPH-5000i
  • iAP protocol : iAP2
  • iAP features : EA iAP2 Session
  • Accessory hardware : Bluetooth Classic
  • External Accessory protocol : jp.opto.opnprotocol

Appleデバイスのアプリ開発

 OPH-5000i(MFiアクセサリ)とAppleデバイスのアプリとのデータ通信はApple Inc.のExternalAccessory.frameworkが必要です。 詳細はExternal Accessory Frameworkをご参照ください。
iOSライブラリは、OPH-5000i(MFiアクセサリ)との通信にExternalAccessory.frameworkを利用しています。
iOSライブラリ(OPHBluetoothService.framework)の使用方法は、 iOSライブラリiOSメソッドをご参照ください。
また、アプリケーションのInfo.plistにSupported external accessory protocolsを追加し、jp.opto.opnprotocolを指定する必要があります。
Xcodeでの開発はiOS アプリケーションの開発をご参照ください。

App Storeへの配布

 OPH-5000i MFiアクセサリへ接続するアプリケーションをApp Store から配布するには、MFi 認証機器の製造メーカー(弊社)からApple Inc.へそのソフトウエアの情報を登録する必 要があります。
Ad hoc やEnterprise での配布は登録の必要はありません。
App Store での配布が必要な場合は弊社へご連絡ください。

OPH-5000i通信ポート

 Bluetooth MFi通信(SPP/Master, SPP/Slave) はそれぞれ以下のポートで行います。
  • COM3 : SPP/Master
  • COM5 : SPP/Slave

OPH-5000i通信設定

 Bluetoothの通信条件の設定は、SetConfig関数によって行うことができます。
 設定が有効になるのは、一旦通信ポートをクローズして、再度オープンした時点となります。
サンプル
  • COM3 : SPP/Master setconfig_comapi spp_cfg; SetDefault(COM3); strncpy((char *)spp_cfg.blt.address, bdAddress, BLT_BD_ADDR_LEN); spp_cfg.blt.iPhoneMode = ENABLE_IPHONE_MODE_SPP_MASTER; SetConfig(port, (void *)&spp_cfg);
  • COM5 : SPP/Slave setconfig_comapi spp_cfg; SetDefault(COM5); // DISABLE:Do pairing / ENABLE:Reconnect preview paring device spp_cfg.blt.pairedDeviceConnect = DISABLE; spp_cfg.blt.iPhoneMode = ENABLE_IPHONE_MODE_SPP_SLAVE; SetConfig(port, (void *)&spp_cfg);
  • 使用方法


    (注意)
    • ポートは同時に複数使用できませんのでご注意ください。
    • オープン中の通信ポートについて設定の変更を行っても、その変更はすぐに反映されません。
    • Bluetooth通信ポートのオープン中は、通常時よりも電池消費が増しますので、必要時以外はクローズしておくことを推奨致します。
    • 通信用のAPIにおいて、COMは2つ同時にオープンせず、必ず起動中のCOMをクローズ後に新たにオープンしていただきますようお願いいたします。
    • Bluetooth MFi通信をご使用の場合、次の通信係関数を使用することはできません。
      PutCom関数、putnstr関数、PutString関数、comloc関数
    • OPH-5000iが実装されているiAPプロトコルはiAP2プロトコルです。
      iAP1プロトコルは非対応です。
    • OPH-5000i側の受信はGetCom関数をご利用ください。
      アクセサリインターフェース仕様によりOPH-5000i MFiアクセサリがiOSデバイスから受信可能なExternal Accessory Protocol メッセージの最大長は2036 bytesです。

    関連事項

    最終更新日:2022/05/09