構文
int Backlight(
int what,
unsigned short time
);
パラメータ
- what
-
[in] 動作内容を指定します。
以下の値が指定可能です。値 説明 OFF LCDバックライトを消灯します。 ON LCDバックライトを点灯します。 AUTO LCDバックライトを点灯し、timeで指定したタイムアウト時間が経過するまで無操作ならばLCDバックライトを最低輝度にします。 RETURN_TIME 現在設定されているタイムアウト時間を取得します。 - time
-
[in] whatにAUTOを指定しているときに有効なパラメータで、LCDバックライトが最低輝度に変わるまでのタイムアウト時間を20msec単位で指定します。
1〜65,534を指定すると、タイムアウト時間がtime × 20msecに設定されます。
65,535を指定すると、whatでONを指定した場合と同じ設定を行います。
戻り値
whatでOFFまたはONを指定したときは、OKを返します。whatでAUTOを指定したときは、timeが1〜65,535ならばOKを、それ以外ならばERRORを返します。
whatでRETURN_TIMEを指定したときは、現在の設定がONならば65,535を、AUTOならば現在設定されているタイムアウト時間(1〜65,534)を返します。(システム 16.0以降)
解説
whatでONを指定すると、BackLightLvl関数で設定されている輝度でLCDバックライトが常時点灯します。whatでAUTOを指定すると、BackLightLvl関数で設定されている輝度でLCDバックライトが点灯し、timeで指定したタイムアウト時間が経過するまで無操作ならばLCDバックライトが最低輝度に変わりますが、何らかの操作を行うと自動的に元の輝度に戻ります。
一方、whatでOFFを指定したときは、LCDバックライトは完全にオフされますが、この状態で何らかの操作を行うとLCDバックライトが自動的に点灯し、現在の設定されているAUTOまたはONの設定に従って動作することに注意してください。
必要条件
ヘッダファイル:
lib.hライブラリファイル:
libSTARTUPOPH5000.a
サンプル
#include <stdio.h>
#include "lib.h"
void main(void)
{
int savedBacklightTime;
int savedBacklightLevel;
while(1){
printf("Press [ENT] to start\n");
while(1){
if (kbhit()){
if (getchar() == ENT_KEY){
break;
}
}
Idle();
}
savedBacklightTime = Backlight(RETURN_TIME, 0); // Save current timeout.
savedBacklightLevel = BackLightLvl(CURRENT_MODE);
Backlight(ON, 0); // Turn on the backlight continuously.
BackLightLvl(LCD_LEVEL5); // Highest brightness
printf("\nBacklight->ON always\n");
printf("Press [BS] to exit.\n");
while(1){
if (kbhit()){
if (getchar() == BS_KEY){
break;
}
}
Idle();
}
Backlight(AUTO, savedBacklightTime); // Restore the timeout.
BackLightLvl(savedBacklightLevel); // Restore the brightness
printf("\nBacklight->restored\n");
}
}
最終更新日:2022/04/08