システムメニュー全般に共通する操作方法を説明します。ここで説明する基本的な操作方法については、システムメニューの各項の説明では省略します。

フォーカスとフォーカスの移動

 システムメニューにおいて「フォーカス」とは、何らかの操作が可能な画面上の対象(フォーカス対象)を示すもので、ハイライト表示されます。

 [Q2]キーは「次項」に相当し、右下方向にある次のフォーカス対象にフォーカスを移動させます。現在のフォーカスが画面内で最後のフォーカス対象にある場合は、画面内の最初のフォーカス対象にフォーカスを移動させます。

 [Q1]キーは「前項」に相当し、左上方向にある次のフォーカス対象にフォーカスを移動させます。現在のフォーカスが画面内の最初のフォーカス対象にある場合は、画面内の最後のフォーカス対象にフォーカスを移動させます。

表示例:



現在は「アプリ切替」にフォーカスがあります。
[Q2]キーを押すと、「設定メニュー」にフォーカスが移動します。
[Q1]キーを押すと、「再起動」にフォーカスが移動します。

 フォーカス対象が灰色で表示されているときは、そのフォーカス対象が現在は選択できないことを表しており、そこにフォーカスは移動しません。

 画面内にフォーカスが表示されていないときに[Q1]キーまたは[Q2]キーを押すと、画面内の最初のフォーカス対象にフォーカスを表示します。

表示例:



全てを複製」と「項目を選択して複製」は、フォーカスを移動可能なフォーカス対象です。 それ以外の灰色で表示されている項目には、現在の設定では無効な項目でありフォーカスは移動しません。
表示例では現在はフォーカスが表示されていませんが、[Q1]キーまたは[Q2]キーを押すと「全てを複製」にフォーカスを表示します。

フォーカス対象の種類と操作方法

 フォーカス対象の種類と、それぞれの操作方法を説明します。

メニュー項目

 処理内容を表す文字列が表示されているフォーカス対象で、フォーカスを合わせて[SCAN]キーを押すとその項目に対応する処理を起動できます。文字列の左側にキー名称が表示されている場合は、そのキーを押すことにより処理を起動することもできます。

表示例:



ファイル表示」、「ファイル削除」、「ファイル情報」はメニュー項目です。[1]キー、[2]キー、[3]キーを押してそれぞれの処理を起動することもできます。

チェックボックス

 項目の左側に ▢ が表示されているフォーカス対象で、フォーカスを合わせて[SCAN]キーを押すことでその項目のチェックを入れたり外したりできます。

表示例:

ラジオボタン

 項目の左側に ◯ が表示されているフォーカス対象で、フォーカスを合わせて[SCAN]キーを押すことでその項目が選択され、同じグループに属する他のラジオボタンは自動的に非選択になります。

表示例:

数値フィールド

 数値だけが入力できるフィールドで、アンダーラインが表示されます。フィールド内には現在の数値が表示されています。
 フォーカスを合わせて数字キーを押すと、新たな数値で上書きされます。[BS]キーを押すと数値がクリアされます。

表示例:

テキストフィールド

 数字以外の文字も入力できるフィールドで、フィールドの左側に▶︎が表示されます。フィールド内には現在のテキストが表示されます。未入力のテキストフィールドでは、<未入力>と表示されます。

表示例:


 テキスト フィールドにフォーカスを合わせて[SCAN]キーを押すとテキスト編集画面が開き、テキストを編集できます。

選択リストフィールド

 リストから設定値を選択するフィールドで、アンダーラインとフィールドの右側にが表示されます。フィールド内には現在選択されている設定値が表示されます。

表示例:


 選択リストフィールドにフォーカスを合わせて[SCAN]キーを押すと選択リスト画面が開き、設定値を変更できます。

テキスト編集画面の操作

 テキストフィールドのテキストを編集できます。

表示例:



 画面の灰色の領域は入力フィールドで、入力可能な最大文字数分の領域を表します。テキスト編集画面を開くと、入力フィールドに現在のテキストが表示され、カーソル(点滅表示)がテキストの末尾に表示されます。
[123]と表示されている場所には、現在のシフトモードが表示されます。

(操作方法)

[0]~[9]キー,[.]キー:
入力フィールドのカーソルの位置に文字が挿入されます。挿入される文字はシフトモードによって変わります。
[Q1]キー,[Q2]キー:
カーソルを移動します。[Q1]で左に、[Q2]で右に移動します。
[BS]キー:
カーソルの左側の文字を1文字削除します。
[SHIFT]キー:
シフトモードを切り替えます。
[ENT]キー:
入力フィールドのテキストに変更があった場合、変更内容を保存して元の画面に戻ります。
[CLEAR]キー:
変更を破棄して元の画面に戻ります。

シフトモードの種類と入力できる文字

 [SHIFT]キーを押して次の種類のシフトモードに切り替えることができます。ただし、テキスト編集を開いた画面により、切り替えられるシフトモードの種類は異なります。
123(数字モード)
[0]~[9]キー、[.]キーを押すとそのままの文字が入力されます。

abc(英小文字モード)
各キーを繰り返し押すことで次の文字を入力できます。
 [1] SP _ : ; | & " ' ` ^ ~
 [2] a b c
 [3] d e f
 [4] g h i
 [5] j k l
 [6] m n o
 [7] p q r s
 [8] t u v
 [9] w x y z
 [0] - + ( ) [ ] < > { }
 [.] . , * / @ % ¥ $ # = ! ?

ABC(英大文字モード)
各キーを繰り返し押すことで次の文字を入力できます。
 [1] SP _ : ; | & " ' ` ^ ~
 [2] A B C
 [3] D E F
 [4] G H I
 [5] J K L
 [6] M N O
 [7] P Q R S
 [8] T U V
 [9] W X Y Z
 [0] - + ( ) [ ] < > { }
 [.] . , * / @ % ¥ $ # = ! ?

HEX(HEXモード)
各キーを繰り返し押すことで次の文字を入力できます。
 [1] 1
 [2] A B C 2
 [3] D E F 3
 [4] 4
 [5] 5
 [6] 6
 [7] 7
 [8] 8
 [9] 9
 [0] 0

選択リスト画面の操作

 表示された選択リストの中から一つのアイテムを選択できます。

表示例:



 画面の灰色の領域に選択リストが表示され、現在選択されているアイテムにフォーカスが表示されます。

(操作方法)

[Q1]キー,[Q2]キー:
フォーカスを移動します。[Q1]で上に、[Q2]で下に移動します。
[SCAN]キー:
現在フォーカスが表示されているアイテムを選択し、元の画面に戻ります。
[CLEAR]キー:
アイテムの選択を変更せず、元の画面に戻ります。

設定の保存

 ほとんどの場合、何らかの設定が変更されると画面の下部に [ENT]適用 と表示されますが、この時点ではまだ新しい設定は保存されていません。新しい設定を保存するには[ENT]キーを押す必要があります。


最終更新日:2021/06/17